プリウスPHVが、10月26日にフルモデルチェンジされます。
新型プリウスPHVは、先代と比べてどれほど進化しているのか、比べながらみていきましょう。
1.デザイン
先代プリウスPHVは、プリウスに少しシルバー加飾を追加した程度でお茶を濁していましたが、新型プリウスPHVは、プリウスとは徹底的に差別化を図っています。
これは、プリウスPHVがプリウスよりも50万円以上も高いにもかかわらず似たようなデザインでは所有欲が満たせない。という声が多かったためだと思われます。
気になる点が一つ。
新型プリウスPHVは、4人乗りになります。
上の画像のように、後部座席のアームレストが動かせないようになっています。
2.EV走行距離
新型プリウスPHVは、EV走行距離が大幅に長くなります。
現行では26.2kmですが、電池容量のアップにより、60km以上になります。
逆にその弊害としてバッテリーやその周辺装置が大きくなり、4人乗りにせざるを得なかったものと推測されます。
また、急速充電対応になります。
3.燃費
ベースとなるプリウスは40.8km/Lを達成していますね。
新型プリウスPHVのガソリン走行時の燃費は、37km/L前後になります。
先代は31.6km/Lでしたから、ガソリン使用時の燃費も大きく向上します。
4.走行性能
TNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャ)という新しいプラットフォームの採用により、走行性能は大幅に向上します。
ネット上を見てみると、新型プリウスは先代30系プリウスよりも走りが良くなったという声が多くあります。
新型プリウスPHVも、プラットフォームは新型プリウスと同じですから、走行性能は間違いなく向上しているでしょう。
重量が重くなる分、走りの軽快さはなくなり、重厚感のある走りになるかもしれません。
5.価格
新型プリウスPHVの予想価格は、320万円~となっています。
S・・・320万円~
A・・・350万円~
Aプレミアム・・・380万円~
6.総括
新型プリウスPHVは、先代のウィークポイント(EV走行距離が短い、急速充電に対応していない、普通のプリウスとあまり違いがない)を見事に潰してきています。
さすが、改善のトヨタ。といったところでしょうか。
更に、TNGAの採用により走り、静粛性、乗り心地などが改善していますから、価格は高くなりますが先代よりは売れるのではないでしょうか。