ミラクルオープンドアが魅力的なタントと、燃費が魅力のスペーシア。
どっちにしようか迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、タントと、スペーシアを、広さ、燃費、価格、燃費、加速、乗り心地など、様々な面から比較してみましょう。
スポンサーリンク
1.広さ
スーパーハイトワゴンと呼ばれるクラスの軽自動車は、広さを求める方に購入されます。
タントとスペーシアの車内の広さは、どちらが広いのか気になりますよね。
まずは、タントと、スペーシアの車内の広さを比較してみましょう。
タントの広さ
タントの室内寸法は、室内長2,200mm×室内幅1,350mm×室内高1,365mmです。
1,365mmといえば、10歳の子供の平均身長くらいです。
10歳くらいまでは、立ったまま乗り込めちゃうというわけですね。
スペーシアの広さ
スペーシアの室内寸法は、室内長2,155mm×室内幅1,345mm×室内高1,410mmです。
タントよりも、室内長は45mm短く、室内幅は5mm狭く、室内高は45mm高くなっています。
同じ45mmでも、室内長よりも室内高の方が違いを感じることができ、体感的にはスペーシアの方が広く感じることができます。
少しでも長い間、子供が立っても頭がぶつからないくらいの高さが欲しいなら、スペーシアの方が良いですね。
2.自然吸気エンジンを比較
タント、スペーシアともに、自然吸気(NA)エンジンと、ターボエンジンが設定されています。
タントと、スペーシアの、自然吸気エンジンのスペックを比較してみましょう。
タントの自然吸気エンジン
タントの自然吸気エンジンのスペックは、以下のようになっています。
【0.66L自然吸気】
最高出力・・・52ps/6800rpm
最大トルク・・・6.1kgm/5200rpm
軽自動車の自然吸気エンジンとして標準的なスペックですが、ボディが大きく重いので、少々力不足を感じる場面もあります。
高速道路や大きなバイパスを走ることが多いなら、ターボエンジンをおすすめします。
スペーシアの自然吸気エンジン
スペーシアの自然吸気エンジンのスペックは、以下のようになっています。
【0.66L自然吸気】
最高出力・・・52ps/6500rpm
最大トルク・・・6.1kgm/4000rpm
タントとスペーシアの自然吸気エンジンはほぼ同じスペックですが、スペーシアはハイブリッドなので、モーターがついていることを忘れてはいけません。
【モーター】
最高出力・・・3.1ps
最大トルク・・・5.1kgm
最高出力は3.1psと微力ですが、最大トルクは5.1kgmと、エンジンに匹敵するくらいのトルクがあります。
モーターのパワーも加えると、スペーシアの方がパワフルだということになります。
3.加速力
タントとスペーシアのエンジンスペックは同じくらいですが、スペーシアの方がモーターがついている分、パワフルだということが分かりました。
モーターのトルクは、低速域での加速力に効き、スペーシアでは、最大30秒間モーターによるアシストを受けることができます。
そのため、停止からの発進時や、高速道路への合流時など、一時的に強い加速が欲しい時は、スペーシアの方が強い加速力を感じることができます。
また、タントは重量が930kg程度であるのに対し、スペーシアは850kg程度と、成人男性一人分くらいの違いがあります。
軽自動車に成人男性1人乗っているかいないかで、加速力が結構変わるということは、乗ったことがある方ならご存知のことでしょう。
はじめからそれくらいの重さの差があるわけですから、軽くてパワフルなスペーシアの方が加速力が上なのは、当然のことですね。
4.燃費
スペーシアには、ハイブリッドが採用されていますが、タントには採用されていません。
当然、スペーシアの方が燃費が良くなるのですが、どれくらい違うのでしょうか。比較してみましょう。
タントの燃費
タントのカタログ燃費は、以下のようになっています。
自然吸気(NA)・・・28.0km/L
ターボ・・・26.0km/L
実燃費は、自然吸気エンジンで15km/L程度、ターボエンジンで14km/L程度というデータが多くなっています。
さすがにボディが大きいので、軽自動車としては少々燃費は悪いですね。
スペーシアの燃費
スペーシアのカタログ燃費は、以下のようになっています。
自然吸気(NA)・・・30.0km/L
ターボ・・・25.6km/L
カタログ燃費では、ターボエンジンは、ハイブリッドシステムを搭載しているにも関わらず、タントよりも低くなっています。
ダイハツもなかなか頑張っていますね。
実燃費は、自然吸気エンジンで18km/L程度、ターボエンジンで15km/L程度というデータが多くなっています。
タントよりは少し実燃費は良いようです。